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平成11年第2回定例会(第4号 3月17日)

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  1. 倉吉市議会 1999-03-17
    平成11年第2回定例会(第4号 3月17日)


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    平成11年第2回定例会(第4号 3月17日) 倉吉市議会会議録(第4号) 平成11年3月17日(水曜日)                ------------------------    第1 市政に対する一般質問                ------------------------ 〇会議に付した事件  ◎日程第1                ------------------------                午後1時00分 開議 ○議長(杉原義人君) これより本日の会議を開きます。  本日届け出のあった事故者は、去る12日の会議で報告しているとおりであります。
     以上、報告いたします。                ------------------------ ○議長(杉原義人君) 本日の議事日程についてお諮りいたします。  本日の日程は、  第1 市政に対する一般質問  以上を本日の日程とすることに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(杉原義人君) 御異議なしと認めます。  よって、本日は市政に対する一般質問を行うことといたします。                ------------------------  日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(杉原義人君) 日程第1、昨日に引き続き、市政に対する一般質問を行います。  昨日の一般質問で12番福井孝良議員の質問に関して、特に市長から発言したい旨の申し出がありますので、これを許します。 ○市長(早川芳忠君)(登壇) 失礼します。  昨日、福井孝良議員の最後の質問の部分でございます。オムロンの件につきましては、調査せよというような御助言もございました。早速確認をさせましたところ、そのようなことはないということでございましたので、御報告を申し上げます。             (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○23番(藤原栄喜君) 昨日、12番福井議員の発言の最後の部分に対して、今市長の方からそういう事実はないと、こういう報告がございました。やはり議員といえども本会議における発言は非常に重要な部分でございまして、特にその内容が本市の重要な企業の生命にまで関する事項とするならば、やはりこれはゆゆしき問題であろうと思います。何もなかったということで市長の報告をいただいたんですけれども、そのいわゆる発言者が発言された内容について、そのままここで終わるわけにはならない。少なくとも、発言者のその発言の原因はどこから出てきたのか、相手の企業にとっては非常に重要な問題であろうと思います。したがって、そのあたりについて議長の方において発言者と十分打ち合わせをされて、昨日の本会議の発言を削除されるとか、あるいは、ほかの適当な処置をおとりになる、こういう点について議事進行で申し上げておきますので、応分の処置をされるよう強く臨みます。             (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○12番(福井孝良君) 先ほど市長から御報告いただきましたが、私の発言も軽率な部分もあったと思います。しかし、私が申し上げるのは、オムロンがどうこうじゃなくして、あの煙突問題に対してその企業が製造業を撤退するということがある、これに対してどうかって市長に聞いたわけであって、オムロンリストラとか景気悪いとか、そんなことは一切言っておりません。そういう趣旨の発言ではありません、私のは。煙突問題で出しておるわけですから、誤解のないようにお願いします。 ○議長(杉原義人君) ちょっと異例の扱いになろうかと思いますが、市長で事実関係を確認されたという答弁でございましたが、福井議員の質問の趣旨の一つに煙突問題という問題があったと、こういう質問であったようですが、その点については市長の調査の結果はどうであったか。もしあれば発言願いたいと思います。 ○市長(早川芳忠君)(登壇) 私にとって、最後に大田議員の方から早速調査をしろということでありましたので、福井議員の御質問に趣旨に合わせて担当部長を先方様の部長に会わせて、そういう回答を得たということでございますので、特段、先ほど福井議員がおっしゃったようなことについての探索はしてないというふうに思います。             (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○3番(大田 進君) きのう、調査してくれって頼んだのは私です。ただ、こういう問題で聞かれて「はい、そうですか」「はい、そうです」言う企業もないと思うんです。ましてや、こういう問題はいつどこで降ってわく、上層部の一部の人しか知らん場合もあるし、こういう問題は今聞いたから「はい、そうですか」、ただ福井さんの質問に対して私は市長がそういうことないという調査結果です。それで、福井さんが「はい、わかりました」、それでいいんじゃないかなと思うんですよ。そこを削除するとか、そこまで今藤原議員が言われたような、これはもしか現実になった場合、なら一体どうなるんですか。こういうものは本当に一部の人しかわからんし、ましてリストラいう問題は新聞にもオムロンの会社も出とるわけですね、はっきりと千何百人とか800人のリストラ、そこの中の一部がひょっとしたらここにあるんじゃないかっていうのは、ここの社員の人らもびくびくされておるのは事実であって、何もそのことを聞かれた、ましてそれが煙突の問題なんか聞かれた。しかし、今の時点ではそういうことはないということなんでしょう結局は、市長の調査結果では。ならそれで、「はい、わかりました」でいいんじゃないですかね。そう思うんですが。             (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○23番(藤原栄喜君) いろいろ私の発言に対してもいろいろ意見が出ておるようです。ただ、私は、新聞等では騒がれておりませんが、後から本議会のいろいろ議事録に載ってくるわけです。そのことが本議会の権威等の問題もございますから、一定の整理をされておいた方がいいんじゃないか、別に発言者が悪いとか、そういう意味じゃなくて、一定の整理は議長と発言者と話をされてきちんとしておかれた方がいいじゃないかと。特に、煙突問題であっても、煙突問題という問題があると、それで撤退するんではないかとか、よそへ逃げるんじゃないかとか、そういうことになるとまたよけいややこしい問題になりますから、煙突問題があろうがなかろうが、やはりきちんと整理しておかれた方がいいんじゃないか。そういうことで申し上げておりますので、議長の方で善処されるようによろしくお願いしたいと思います。 ○議長(杉原義人君) それでは、ただいま藤原議員の方から提起されました問題につきましては、後刻私の方でテープを起こして、福井議員のおっしゃるように質問の趣旨がどうであるかということを確認した上で御本人と御相談をさせてもらいたい、このような方法で収拾を図りたいと思いますので、結果については次の議運で御報告申し上げると、こういうことで御理解いただけますか。  進行いたします。それでは、一般質問に移りますが、まず、日本共産党の19番穐久仙十郎君に市政に対する一般質問を許します。 ○19番(穐久仙十郎君)(登壇) 市政一般について質問いたします。  初めに、温水プールの件でありますが、3月の初めに開かれました議運の中でも、市長は今度の3月議会には当初提案を見合わせておるわけですが、やはりこの議場の雰囲気を聞きましても市民合意のない温水プールは私としても凍結を求めたいと思いますので、再答弁をお願いいたします。  第2番目につきましては、中部ダムの問題についてであります。  県の公共事業検討委員会は、1月中旬、県が公共事業の見直しの対象として諮問していました道路、河川など61事業の扱いについて答申をし、中部ダムについてのみさらに多面的な検討が必要として審議を継続することになっております。本市の対応は、将来的に上水道の市民にとって不足が生ずることが予想されるために、1市9町村で構成する中部ダム開発促進協議会として多目的ダム建設を促進する態度であります。一昨年の11月25日の議会運営委員会での日量6,000トンへの減量が提案されております。その根拠は、第8次総合計画に基づく水需要の推計であります。平成22年度には人口5万3,400人の見込み、1日最大給水量3万3,400トンとしています。今日、本市の人口増対策は皆無といえる状態であり、総合計画のみ人口増を推計し水不足を描いても説得力はないわけであります。1日最大給水量を8次総で示しております630トンに現人口を掛けても、現在水源地の所有している1日の配水能力3万1,000トンに若干の水不足しか測定できないのであります。中部ダムへの利水計画を中止すべきだと考えます。答弁を求めます。  3番目に、農業振興についてであります。  市長は施政方針の中で、「農業は本市における基本的な産業であるとの認識の上に立ち、担い手の育成などによる生産体制の強化などを実施する」とうたっておられます。しかし、新農業基本法は食料の自給率を放棄し生産性の高い農業を営むすぐれた経営を広範囲に育成する観点から、その対象となる農業者を明確にし、このような意欲ある担い手を対象として集中的に施策を行おうとしております。一方、EU(欧州連合)はEEC(欧州経済共同体)として発足をした1958年以来、農業については共通農業政策によって農業生産力の向上や農業生産者所得向上と並んで、域内農産物市場の安定と農作物安定的供給、適正な農産物価格の実現を目指してまいりました。農作物安定的供給という政策目標は必ずしも域内での完全な食料自由化を目指すものではなかったにいたしましても、農業生産物所得向上をしっかり押した農産物価格支持制度によって実現しようというものであったので、域内農業生産力を大いに広げることに成功したのであります。私は、このような観点から本市の農業後継者対策の具体策、そして独自の価格補償制度の創設が必要だと考えますが、いかがでしょうか。  第4番目に、介護保険準備状況であります。  介護保険の実施まで1年、その準備状況について質問をいたします。保険料利用料の負担が重いために、低所得者介護サービスから排除する危険性も強まっております。全日本民主医療機関連合会の3万人調査によりますと、現在サービスを受けているお年寄りの30%が「保険料を払えない」、また45%が「利用料を払えない」と答えているわけであります。発足に当たっては保険料利用料減免制度が必要であります。また、県が実施いたしました要介護認定モデル事業の結果はコンピューターの1次判定が高齢者の実態を反映してない、介護を必要とする状態が実態より低く出る状況を示していて、これでは認定基準給付対象を絞り込む手段にされるという声が出ているのも当然であります。保険の対象外と認定された場合であっても、施設サービスと同様に当面5年間は引き続き在宅サービスが受けられる措置をとることが必要であります。以上のことを踏まえて答弁を求めておきたいと思います。  5番目に、小・中学校施設整備の点であります。  第8次総合計画は、「老朽建物の改造・改修や老朽化したプールの改築など、学校施設の計画的な整備に努め教育環境整備充実を図ります」と高らかにうたい上げております。毎年、PTA連合会校長会が要望書を提出されております。その内容を読みますと、トイレの改修、プールろ過機の修理、雨漏り修理、体育館の沈下対策、部屋の照明、タイル補修など、切実なものが網羅されております。本市の教育施設に対する整備方針を示してください。  以上で、第1回の質問を終わります。 ○市長(早川芳忠君)(登壇) 日本共産党穐久仙十郎議員の御質問にお答えしたいと思います。  プール建設につきましてでありますが、これはアミューズメント施設のいわば核となる施設でありまして、全体を調和あるものにしなければなりませんけれども、当初予算の本議会への提案を見送ったという事情の背景には、公的に整備することについての疑問というようなものが片やあり、また、一昨日来いろんな形での御質問にお答えしておりますが、公費の運営上の持ち出しはどうであろうかとか、いろいろ疑問が出されております。それらに対してきちっとした検討を加えて、十分今まで出ました御質問等に対して回答ができるまで研究を深めたいということで当初提案を見送ったということ、これも申し上げたとおりでございます。しかしながら、この施設は申し上げておりますように市民要望が非常に強く、これの設置を望まれる方々が多いということと、私も市長になります際に前市長からの引き継ぎ事項の中に、これは基金という形でこういうものを持っておって、将来的にこれを設置しなければならないという、いわば市民からの宿題をいただいております。そういうことと、それから、今までプールの建設を考え続けてまいったわけでありますが、立地の点あるいは、B&G財団という名前を出しておりますが、との折衝の不調などなど事情がございまして、今日に至っております。しかしながら、今日の経済事情などからいろいろ御意見をいただいておりますけども、そういうことに対してきちっと答えることのできるような、そういう提案を今後の議会においてさせていただきたいと思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思います。  次に、中部ダムでございますけれども、県の公共事業評価委員会で61事業、いろいろ条件はございますんですが、61事業について検討がなされて、この中部ダムはさらに新しい資料等を手元に1年間をかけて再審査をしようという結論が出たという状況にございます。8次総で推計した人口等については先ほど議員おっしゃったとおりでございますが、必ず将来的に現在の水源が有効に働いて、あるいは新しい水源を求める、こういうことが簡易にできるという確信はございません。したがいまして、あくまでも安定した、しかも安全な水の供給という、いわば市民の生活防衛的な観点に立ちますと、このダムができることによって確保できる水源というのは絶対に確保しておかなければならんというふうに思っております。先ほどおっしゃったように、総人口、平成22年5万3,400人、給水人口5万3,100人、1日最大給水量3万3,480トンということになりまして、当該年度、平成22年には日量6,000トンの上水道用水が不足すると推測をしたわけでございます。人口増に対して手が打ってない現状でと、こうおっしゃっておりましたが、本議会でもずっと御説明をし続けておるという状況もございますが、あるいは就業の場を確保するための企業誘致であるとか、工業団地も県の施策の中でもう既に視野の中に入ってきております。さらに、これを促進するために大阪事務所を設置したり、さらにまた、低廉で良好な住宅用地の提供を考えております。鳥取女子短大の4年制併設というのも人口増の直接的にも働く部分でございます。また、パークスクエアあたりが整備され赤瓦によってその周辺商店街の活躍なども大いに今後期待できる部分だというふうに思っております。  また、今、用利水のことのみに限定して穐久議員おっしゃっておりましたが、昨年の台風10号によって天神川の上流部分かなり激しく災害を受けたという事実がございます。これが直接関係するダム地点にかかわる場所にまたこのような被害が起きないとも限らない。あくまでも中部ダムの主目的は治水であるという認識に立ちますと、やはり我々は利水の点で協力していき、それが市民の生活安全保障上のいってみれば保障というか、これを確保するという目的もございますが、このダムは下流の我々にとっても治水対策上極めて重要なものであるというふうなことを言い続けてまいっております。中部町村でこの中部ダム建設促進協議会をつくっておりまして、1市8町1村のまとまった意思でこれの促進をお願いしておる現状でございますので、御理解を賜りたいというふうに思います。  次いで、農業振興についてでございますが、農業後継者対策ということであります。今、農業生産のみならずいわゆる耕地は、環境あるいは国土の保全というような面も強調されております。ぜひともこの農業後継者を今後とも大いにふやしていく必要があるということでございますが、農業委員会の中に農業者後継者相談所を設置しております。委員としては、農業委員さん、それから農業者年金友の会JA鳥取中央等関係団体から46人、さらに結婚相談員として各校区から1人ずつ12人の専門相談員というものを委嘱して、結婚問題等について相談を行っております。また、後継者養成対策事業としては、倉吉農高及び農業大学校生に対する奨学金の給付であるとか、さらに新規就農者につきましては、県、農業改良普及センター、JA、倉吉市、おのおの集いまして就農相談等を実施しております。新規就農希望者に対しましては、財団法人鳥取農業担い手育成基金というところから農業の技術及び経営方法の習得、新規就農者の準備に必要な資金の貸付制度などがございます。この制度をさらに充実するために、新年度からは対象年齢を40歳未満から65歳未満まで拡大されることになったところでございます。なかなか農業情勢は高齢化あるいは少子化によって農業従事者の減少が急速に進行するような傾向にあります。大変厳しい状況の中でありますが、担い手の育成、後継者の確保は急務であると考えておりまして、今後一層努力をしてまいりたいと思っております。  それから、市独自の価格補償についてでございますが、現在のところ、野菜の価格に著しい低落があった場合、補給交付金生産者に対し交付を行っております。その内容といたしましては、野菜生産出荷安定法に基づいて、野菜指定産地価格安定対策事業として、タマネギとキャベツに対し野菜供給安定資金から交付されております。また、特定野菜等供給産地育成価格差補給事業としては、メロン、イチゴ、夏・秋キュウリ、スイートコーン、ブロッコリー、さらにブランド野菜価格安定対策事業として、春ネギ、春ブロッコリー、チンゲンサイに対して、財団法人鳥取野菜価格安定基金協会において交付をしております。以上申し上げました3事業において、主要野菜はほぼ価格補償対象作物となっておりまして、そのうち2事業に対しましては本市から財団法人鳥取野菜価格安定基金協会に対して補助金を支出しておるところでございます。  次いで、介護保険制度の施行に向けて、準備状況でございますが、本議会においても、福井康夫議員藤原栄喜議員の御質問にお答えいたしましたように、被保険者管理システムの開発あるいは電算機器の導入、事業計画の策定、制度の概要説明などを着々と国県が示されるスケジュールに沿って順次進めております。さらに、実施本番に先駆けて本年10月に始まります認定事務を含めて、市民の皆様方に御心配や御迷惑をかけることのないように鋭意努力準備中でありますので、御理解をいただきたいと存じておるところでございます。 ○教育長(足羽一昭君)(登壇) 日本共産党穐久仙十郎議員の御質問にお答えいたします。  小・中学校施設設備についての整備方針ということでありますが、いずれにしましても教育環境の整備ということは非常に大事な問題でありまして、楽しく充実した学校生活を送るためには、児童生徒にとって安全でありやさしく、また使いやすいと、そういう施設設備でなければならないと考えています。そして、年間を通して定期的に学校訪問をしながら、そういう施設設備についてのチェックをしたり、あるいは校長からの報告を受けながら整備計画を立て、それを緊急を要するものとか、あるいは年限が来ておるものとか、そういうことを仕分けしながら計画的年次的に整備改善を図っておりますし、今後ともそのような方針でまいりたいと思っておりますので、よろしく御理解をお願いいたします。 ○19番(穐久仙十郎君)(登壇) 中部ダムの問題ですが、確かに人口増という形でおっしゃる需要があるんですが、議会の答弁をひもといてみましても、新しい水源の原価だとかということは示されてなくって、アバウトな形での計画だけがずっと進んでいるように私は思うわけです。人口増の問題一つとってみましても、市長はいろいろ答弁をされているんですが、私たち議員の目から見れば、そんな見えてないというのがあるわけです。よそのことは言わんでもいいんですが、例えば羽合町などの施設能力なども約5,950トンからの能力があって、何か水質が悪いというようなことを事務方からは聞いておりますが、しかし、こういう公共事業偏重の政治というものを見直すという点からいって、既存の水源というものを活用していくような方策をやはりいまひとつ考えるべきではないか、そういう手法をやっぱり中部ダムの建設を陳情した我が市の態度としてぜひとも再検討していただきたいと思います。  人口増の問題などで確かに就業機会の問題なんかもあるかと思いますが、農業問題でも若干答弁されました、例えば結婚したがらないというか、できないというか、そういう若者がふえておるというようなこともあるわけですが、そういうことにこういう過疎過密の中で民間がやって儲かるようなことは民間がやればいいんですが、こういう過疎地域においてそういうような事業をやっても儲からないことは公がやるという点で、例えば農業後継者だけでなくして商業後継者なども含めての花嫁対策といいますか集団見合いというか、そういう場を考えるようなことも一つの人口増の計画ではないかなというぐあいに思っておりますが、そういう点ではいかがなもんでしょうか。  それから、次に、農業問題でありますが、今回の質問は、全体として私が思いますのは、昨日の質問の中にもありましたが、国家のあり方だとか地方自治あり方の中で、とかく日本の報道、日本のマスコミの中では、アメリカの社会そのものモデルとしていろんな宣伝をされる向きがあるわけです。私は、農業分野でのヨーロッパの状態、福祉の分野においてもヨーロッパの状態というものを、行政の責任において、そういう制度をやっている国がある、ヨーロッパでいえば農業予算といえば価格補償政策が中心の、そんな国があるんだということを、ぜひともやはり行政の責任として、どういう国づくりがいいのかということは国民が選択するわけですから、そういう選択する上での情報というものをやはり行政の責任として私はやっていただきたいなということを一貫して言っているわけです。特に、市長が農業を倉吉市の基幹だとおっしゃっている中での点での、今の農業を取り巻く状況というものの危機感がやっぱり私は薄いんではないかなということを感じるわけであります。そういう点で、市の独自の政策というものをやはり研究していただく、そのことによって農業のやる気を起こしていくということを私はしていただかなければならないのではないか、そんな研究が必要ではないかというぐあいに思うわけであります。  介護保険の問題につきましては、システムの部分について着々と進んでいるのはいいんですが、市民が今心配しているのは、保険料がどうなるのか、果たして介護を受けれるのかという、そういう問題であります。だから、そういう市民の目線でのこの現状というものを、そういう状況というものを答弁をしていただきたかったわけであります。  それから、学校の設備の問題ですが、私は○○学校がどうだこうだということはこの場では言おうと思いませんが、私の近くにあります、と言ったらわかる、例えばプールなんかのフェンスがやっぱり壊れている。そういう中で、プールというのは水を張って保持するという建て前になっていますから、夜中に大人が入ってしまうんだとか、地域の運動会などやっていても柵が壊れているからちょっと危ないなという、そういうことを目の当たりにするわけですね。そういう点で、こういう問題はすべて校長会だとかPTA連合会の要望書の中に載っております。危険な、そういうものが起こってから反省するんではなくして、ぜひともそういうことを改善していただきたい。今の答弁では計画的に図っている、それは常識的な答弁だと思いますが、そういう危険なものについての処置というものをやっぱり緊急にやっていただきたいというぐあいに思うわけであります。そういう点での再度の答弁を求めておきたいと思います。  それから、プールの問題ですが、今の世の中っていうのは、多趣味小人口といって、趣味はたくさん、スポーツ分野におきましてもいろんな趣味がある。文化的なものもあるように、一つのものに多くの人間が集まるような状況ではないわけですね。私が10代や20代のころのような社会状況じゃないわけです。ですから、プールだけが私はすべてではないというぐあいに思っております。そういう点で、まだまだこの議場の中で論議もされると思いますが、やはりきっちりとしたそういう市民合意が進むまでは凍結するという方針をぜひとも求めておきたいと思います。 ○市長(早川芳忠君)(登壇) 穐久議員の再度の御質問にお答えしたいと思います。  農業後継者の結婚対策っていうか、そういうものについて、集団見合いであるとか、いろいろあろうが、そのあたり考えてみたらどうかということであります。社会的現象っていうんですか、そこまで言いたくないんですけども、結婚しない症候群というような社会現象があると言われれば、なるほどそうかなとも思いますし、いろんな就労環境の改善というようなものもあわせてやっていって、農業従事者の方々の結婚しやすい雰囲気というようなものはできておる。先ほど御答弁申し上げました中でも、相談員を配置したりして実効も、年10件を超えることはかつて私の記憶する範囲ではないんですけども、でも年に数件そういう方々の御努力によって結ばれるカップルがあるというようなことがございますので、どれが決め手というわけではありませんが、いろいろやはり打ってみる手はあろうかというふうに思っております。今後とも当該関係者の方々と御相談をいたしまして、有効な手を探してみるということも大変必要なことであるというふうに思っておるところでございます。  それから、ダムは、やはり先ほど来上水で水源があるからということ、それから治水の面で今検討がなされておるわけですけども、今後1年間の検討を待つということでありますが、もっぱら我々利水で協力していこうということでございますので、生活安全保障上、やはり必要なものであると。しかも、水量は現在推測しております22年に目指す人口をこの地に定着していただくことももちろんでございますけども、その方々が利用していただく水を確保しておくということは、これはもう絶対に必要なことだと私はかたく信じておりますんで、ぜひとも協力していきたいというふうに思っておるわけでございます。  それから、15日の藤井議員の御質問の中にも中山間地に対する農業農村を考える場合に、新しい基本法の中にも中山間地に直接所得補償をやっていこうというようなことがございました。これが価格補償が中心であるという考え方もあります。確かに、幾つかの補償の方法もあると思うんですが、それが農業者の方々の意欲を大いに増進するという効果もあることも私ももっともだというふうに思います。現在のところでは市独自にということは、先ほど基金に補助金を出しておりますのでというお答えをいたしておりますけども、さらに進めば、やはりそのことも考えていく時期が来るかもしれません。そのときを目指して研究を深めていきたいというふうに思っております。  それから、介護保険についてでありますが、先ほどハード面の整備について逐次頑張っておることは申し上げましたが、それ以前に、ゴールドプランをきちっと倉吉市は作成をしておりまして、目標数値を達成をいたしております。決してこの目標数値の達成が100%それでいいんだということではないという認識は持っておりますが、当面これで対応できるということで、決して市民の皆さん方にご不安をかけることはないというふうに確信をしております。  それから、プールについてでございますけれども、現今のいろいろ多趣味であるとか多様化という言葉で先ほど穐久議員の再度の御質問にもあったと思うんですけども、多様化している中でもやはり健康志向は非常に深く強いものがあるというふうに思います。それで、一番私は高齢者の特に方々について言うと、今から新しいスポーツに取り組んだりあるいはハードに厳しくトレーニングを積んで高いレベルを目指すということではなくて、気軽に体重を気にせず膝の痛みも気にならないような水中でのトレーニングというのが今非常に脚光を浴びとる、そういう時代でございますし、高齢化を迎える現状の中から言いましても、今整備しておくことが必要だというふうに私自身確信をしておりますので、ぜひともこの計画を進めさせていただきたいということを申し上げまして、答弁にさせていただきます。 ○19番(穐久仙十郎君) 再度の質問でも言いましたが、政権は国民が決めるわけなんですが、そういうヨーロッパが志向している農業保護の問題だとか福祉の問題などの紹介するようなものを提供するような義務もやっぱりあるんでないかな。そういう点で、今の報道そのものがマスコミの報道一辺倒でなくって、公共の部分としてやはりそういうものを紹介していただきたいなと思います。市長もこの前の日曜日、生涯学習センターで開かれた「人と人のフォーラム」に行って大阪大学の教授の話を最前列で聞いておられましたが、やはりあの先生の話などを聞いても、社会福祉、社会保障の考え方では、日本とアメリカと、やっぱりヨーロッパは違うなと、そういう感じがするわけですね。だから、そういう点でも情報というものをやっぱり行政の責任の名において僕はやっぱり最低限度されなければならない。そして、どんな政権がいいのかっていうことは国民が選挙を通じて求めりゃいいわけなんですが、やはり最低地方自治体の取り組みとしてはそういうようなことをぜひ求めて、質問は終わりたいと思います。 ○議長(杉原義人君) 進行いたします。次に、無所属の10番松井良孝君に市政に対する一般質問を許します。 ○10番(松井良孝君)(登壇)(拍手) 私は、2点ほど一般質問をさせていただきます。  興和紡跡地利用につきまして、特に温水プールについてですが、きのうからずっと3月議会で市長の答弁を聞いております。中には非常に答弁するまでに賛成の方もあったようですが、私は、アミューズメント施設の中でにぎわいを創造しながら体力、またスポーツと、そういうふうな温水プールでは、あちこちの視察の中で見受けられなんだと。私は基本的に凍結・見直しが必要であるという立場でずっと進めてきたわけでございまして、今もその気持ちは変わらんわけでございます。市長に考え方を再度質問しながら答弁をいただきたいと思います。  今日まで、市民、行政、議会が一体となって広範囲な意見を集約する中で、この興和紡跡地を利用してきたわけでございます。13年春のグランドオープンまであと2年しかない状況下で、本市の受け持つアミューズメント施設計画がいまだに定まらないのは、市民からすれば今まさに疲弊し切った地域経済、環境問題、市民福祉、広域行政等の数多くの行政課題が山積しているからではないでしょうか。市長は何か跡地整備がすべてとは思われていないかと考えますが、今の状況を見ますと、中部市町村の範囲で判断してもその求心力とリーダーとしてのトップマネージメントのあり方に疑問を持たざるを得ないものであります。県の定住文化センターの維持管理費の負担割合、また東宝ストアの駐車場の未解決問題、いまだ決着しないのがその一例であります。自治体の首長の判断、決断、実行の能力が必要であります。その方向がなくして暴走でやるならば市民の負の遺産になりはしないかと、議会人としてその責任を感じる1人でもあります。  アミューズメント施設、設置場所計画以来、今日に至るまで、市民アンケートの実施、ワーキング編成による若手経済人の意見集約、さらには倉吉商工会議所からの2度にわたる提言、一部意見は取り入れられているものの、合意形成が得られないまま温水プール計画が先行したというふうに感じるのは私だけではないと思っております。私は、プール建設をするのが悪いとかいいとか言う前に、市長はプールは前市長からの贈り物だと、こういうことを非常に基本に出されて今はいるわけでございます。私たちはこのプールが本当に学童や教育、体力、そういったものに使用され、体育向上、スポーツとしての位置づけとしてのプールを私は求めておりました。レジャー性のプールではありません。税金使ってまでするという、そんなプールということでは私は考えておりません。アミューズメント施設の空間はそのような出発ではなかったはず。聞けば、商工会議所の連携も途絶えているとのこと、ああだこうだの責任のなすりつけ合い等、逃げ場をつくってはいけません。今まさに市長に政治の場で責任を問われるこのプールが3月から6月に向けて大きく変わろうとしております。改めて経済界を含めた市民サイド、そうした方々とテーブルに着いた議論をなさるつもりはないのか。答弁を求めておきます。  次に、納税貯蓄組合の振替納税についてでございます。  私は、平成6年6月、一般質問においてこの納税者の口座振替制度について取り上げておりますが、税に対する経済状況の変化、多様化により、納税組合員の要望による口座からの振替納税について見解をただしたところでもあります。平成6年6月の答弁では、市長は「納税組合員の口座振替による納付制度の導入については実施しておらない。がしかし、口座振替制度については納税者の利便を図るというふうに考えており、質問の中にもございましたプライバシー保護などの問題もあり、また今日までの機能してまいりました納税貯蓄組合との関連もございます。十分に調整をしてまいることが肝要でありますが、これらいろいろの事情を踏まえ、また実績を踏まえて検討してまいるというふうに思っておるところでございます」と答弁なさっております。その後の検討の経過、また行革大綱の中身について、2点について質問をいたします。  まず第1点は、市税の口座振替制度の導入をどうとらえ、どう考えておられるのか。これまでの検討経過はどうされておるのか。  2点目、口座振替制度を導入した場合、納税貯蓄組合事務補助金等の算定に当たって、口座振替利用者をどう取り扱うのか。  答弁を求めておきます。 ○市長(早川芳忠君)(登壇) 松井良孝議員にお答えしたいと思います。  プール施設につきましては、本議会を通じてたびたび申し上げておりますけれども、いわば私の宿題となって、市民からの宿題となっております。その上、先般興和紡跡地利用について市民アンケートをとった結果も申し上げたとおりでございまして、今この利用目的に沿った温水プールというものが市民から求められておる。市民から宿題でありましたプールについては、かねてから適地を求め、あるいは熱源を求め、いろんな模索をやってまいりましたが、ここにまいりましてアミューズメント施設として当該地点に建設するのが最もふさわしいという確信を持つに至った次第でございます。それと申しますのが、今、これももう既に私の気持ちは述べておりますけれども、いわゆるパークスクエアにそれじゃ倉吉市の市民として、梨博物館ができ、そして図書館機能を備えた交流プラザができると、さらに将来的には歴史公園であるとか、あるいは森林浴公園であるとかできてまいるというふうに思っておるわけでございますが、当面、県営施設、そして交流プラザのほかに、市民があの場所へ集う適当な施設がないというところに思いをいたしたわけでございまして、老若男女といいますか、あらゆる階層あらゆる世代、性別を越えて、あそこに楽しむ施設をつくるということは、言ってみれば今私の悲願となっており、市民要望とこれは一致するものだというふうに思っておるわけでございます。  先ほど松井議員のお説でレジャー目的のプールでないものをというような御提言もあったように思いますけれども、教育的な目的では一応学校のプールがございます。これはシーズンで夏の間だけの利用に限られておるわけでございまして、一般市民が確かに泳ぎを習得するというような場所が今ないわけでありまして、多目的にはなりますが、レジャー要素も加えて温水プールをぜひつくって、特に冬期間なかなか体を動かすチャンスがないわけでございますから、そこへつくりたいというふうに思い、御提案をするつもりでございます。1,900万と試算しておりますが、市費の持ち出し、これは公共目的ということで、一応試算の中でございますので、経費の節減あるいは利用者の増大、こういうものには力いっぱい取り組んで必ずや改善は図る予定にしておりますが、当面計画を提示したわけでございます。しかしながら、これにつきましていろいろと御意見がまた出ており、当初民間活力をというような話もございまして、もう一度これをじっくりと調査をしてみ研究を深めて提案させていただく、その準備のための時間をいただくために当初提案を見送ったということでございます。しかしながら、このプールにつきましてはぜひ市民の公共利用のために必要なものであるというふうに確信しておりますので、御理解を願いたいというふうに思います。  次いで、口座振替制度についてでございますけども、この口座振替制度と申しますのは、租税の期限内収納を支える合理的な納付制度として全国的になかなか税金を納めていただくのが難しい時代から普及、増加を続けてまいっておるわけでございます。市税に口座振替制度を導入していないのは、中国地方の市で今や本市だけという状況になってきております。口座振替の利点は、税目ごとに違う各納期末のたびに金融機関に足を運ぶ必要がなくなり、また、納期末を忘れてしまった「うっかり滞納」というのがときどきございますが、「うっかり滞納」もなくなるなど、納税者の利便性の向上あるいは収納率の向上を図る上では大変有効な制度であるというふうに認識しております。また、納税者の口座振替要望も年々強まってまいっております。しかし、前段で申し上げましたように導入の取り組みがおくれているという事情もございますので、このたびの第2次倉吉市行政改革大綱の見直しにおいて、この制度の導入を新たに盛り込んだところでありまして、早急にこの導入を図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。これまで振替納税先進地への視察研修を納税貯蓄組合ともども行うなど検討を進めてまいっておりますが、振替納税は今日まで機能してまいりました納税貯蓄組合との関連が強うございますので、制度の導入に当たっては納税貯蓄組合との調整を十分に図ってまいりたいと考えております。  次に、口座振替制度を導入した場合、納税貯蓄組合事務費補助金の算定に当たって、口座振替利用者をどう取り扱うかということでございますが、これにつきましては、納税貯蓄組合が市税の収納率向上に果たしている役割は非常に大きなものがございますので、全国的に提起されてまいっております納税貯蓄組合に対する補助金交付の是非についての住民訴訟も起こっております。そういうものの判決の内容を踏まえながら、補助金のあり方あるいは口座振替利用者をどう取り扱うのかといったことを、口座振替制度導入の取り組みとあわせて納税貯蓄組合と十分協議調整を図ってまいりたいと考えております。 ○10番(松井良孝君)(登壇) 答弁をお聞きしましたが、温水プールにつきましては、私もあちこち見てまわっておるわけでございますが、今や本当に各市町村地域とも何か流行のようにポンポンポンポンあちこち出ている、そういう目で見るわけでございますが、そうした全国的に非常にもはや流行がだんだんにおさまってくるような気がしてならないわけでございます。先ほどの中で、温水プール、確かに赤字の部門は経営的な感覚等でそういったものがございましょうが、本当に今、もしかこれ何か事業団なりに委託するということになると、先ほど当初からありました7,800万ですか、これを委託してやるわけでございます。本当にそれでやれるのか。今の人件費、それから燃料費、この7,800万の中で本当にこれ、いささか私は疑問視するわけでございます。  といいますのは、私は宝塚、三田、津山、大阪、鹿児島、それから松江、6カ所ですか、7カ所、出雲へ行きました。本当にそれぞれはほとんどのところが温泉利用または余熱利用、こういったことがほとんどでございます。ここは何か油を買って燃やして、3人でも4人でもなっても、30度ですか、そのくらいの温度を保たないかんと。きょうは来んでも湯を沸かしとらないかんと、こういうことが続くわけでございます。そんなことが本当に7,800万の中でやれるのかどんなか疑問。まだまだ赤字がふえるでないかというふうな懸念されるものでございます。どの温泉プールも余熱利用、温泉利用であり、水から温水にするまでの時間というのは相当かかるわけでございます。私は宝塚のスポーツセンター、これはスポーツ型の温水プールでございます。レジャー用のスライダー、50メートルにつきましては、別の外にあるわけです。というのは、聞きましたところ、やはり余熱に対する自信がないと、とてもそこまでやり切れんと。それから、高齢者の関係は、あそこも温泉があるわけですが、温泉がぬるいために沸かしてるということでございまして、ここは本当の体力っていいますか、そういうものを鍛えるところでございまして、非常にここは入っとる人数が温水の中では年間6万1,000人しか入ってないと。「これが大変えらいですよ」と言っておられました。  それから、三田の、ここは温水プール、ちょうど市長が考えておられるような規模に私は受けとめましたが、ここは温泉を掘っております。非常に温水プールと温泉とを分けて民間に委託しております。第三セクターから民間に委託してるというのが実態でございまして、非常にこのプールの場合は温泉水ではやっぱり体が弱ってしまうということで、水を2分の1混ぜて温泉水と水とを混合してプールにすると。それから、健康用ではやっぱり温泉の方がいいというふうなことを言われておりました。「本当に倉吉市さん、やられるだかな」と、「本当に大丈夫ですか」ということを言われておりました。年寄りと高齢者の人は非常に、率を見ますと80%が来るんだけど温泉の方に行ってしまわれると。スッポンポンになって入る方に行ってしまわれると。やはり入っておられるのは高齢者の婦人の方が幾分体力をつくるために入っておって、あとは子供たちがバチャバチャ歩いておられるというのがほとんどで、「やはり温泉の方が高齢者の人は好きですよ」と、こう言っておられました。  近くの市町村見ますと、東郷にございます温水プール、本当に初めは、あんなとこなんで海水パンツはいて温泉に入らないけんだろうかというのが、みんなの意見だったと思います。スッポンポンになるのはかなわんので仕方なしにパンツを借りてはいていくというのが実態だろうと思いますが、温泉の方に入ったような気がしない。どうしても女の人は水着着て入っておっても入ったような気がしないというのが実態だろうと思いますが、ただ、ぬるま湯にして子供たちがスライダーとかそういった遊ぶのはちょうどいいかもしらん。ただ、大人の人が子供を待つ時間に疲れてしまうというのが大方の人でないかと思います。あとは、プールから上がってトレーニングやそういったことをしながら体力活動をしてるというのが倉吉市から行っておられる高齢者の人が非常に多いということを言っておられました。私も行きましたけど、市長、入られましたか、温泉プールに。まだないでしょう。温泉プールに入られましたか。温水プール。計画されておりました企画部長、入られましたか。ないでしょう。教育長入られましたか。ないでしょう。ない人が計画されるんですから、またおかしくなっちゃうんですわ。やっぱりそういった私たちが本当に体として本当にこれがいいのかどんなかというのは、いいだろうと、「だろう」でつくっちゃならないのがこの温水プールということですわ。だろう主義で大体やられるということは私は非常に不信感を持つわけでございます。もっと真剣に考える機会、そんなにグランドオープンに県のまでにつくらんでもええでないか。もっと私はいうなればあそこのところ芝生張っててもええでないかと言いました。若い人たち、子供たちが弁当食べるような芝生、高齢者の人が、グラウンドゴルフされる人が言いました。倉吉市に800から900おるといいます。まだまだ会員になっとらん方を含めればもう1,000人以上おるということを言っておられました。そういう人たちが、倉吉市ぐらいのもんだと、グラウンドゴルフを芝がないとこでするのは。芝があるとこに、陸上競技場の中でやるんだったら、ちょっとなかなか時間が取れないということで不足を言っておりました。そういったグラウンドゴルフの人たちがつくってくれと言っております。それと、その人たちは他町村に行っておられます。そういった人たちのふれあう場としてはこのものをひとつ考えてくれというふうな要望もございましたので、改めて市長にそういった新しいそういった見直しながらこの問題に取り組めないのか、再度答弁をいただきたいと思います。 ○市長(早川芳忠君)(登壇) 松井良孝議員の再度の御質問にお答えしたいと思います。  温水プールにつきまして、運営費がそんな試算の程度でおさまるのかという御質問でございます。これは私はかなり確度の高い思いで一応試算をやったわけでございます。かなり詳細に検討した数値でございますので、これはもう固定的に動かんもんだというまでは申し上げにくい面があるかと思いますけども、かなりの確信を持って御提案を申し上げておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、温水プールにつきまして、これは芝生でというお話もございましたが、この温水プールの利点というのは、全天候型、雨が降ろうが風が吹こうがということと、それから、全季節型っていいますか、オールシーズンて普通はいっておりますけども、冬であろうと秋であろうと春であろうと夏であろうと、できる。それから、一緒にスタッフと勉強したんですが、図書館にもかなりプール利用のトレーニングというような本もございます。そういう中で、特に高齢者というような言い方してまことに申しわけないんですけども、膝に負担がかかる、今、走るより歩け、歩けより泳げだというようなことを説いた本もございました。だから、不必要なところに力をかけずリラックスしたスポーツが楽しめ、それが体力の向上になると。特に、私が考えておりますのは冬の運動不足を解消するにはもってこいだと、これは私がかつて勤めをしとったころに愛用しておりました関係でそういうことを体験的に知っておるということでございます。  温泉という話はございましたが、温泉は御承知のとおり周辺に四つのすばらしい温泉群がございます。温泉に入っていただく方はそちらを御利用願うとして、ともかく市民の皆さん方のレジャーにあるいは体育に、温水プールをぜひ使っていただくような、そういった施設整備の目的を持ってつくらせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げて答弁とさせていただきます。 ○議長(杉原義人君) 暫時休憩いたします。                午後2時20分 休憩                午後2時45分 再開 ○議長(杉原義人君) 再開します。  次に、海千山千クラブの9番坂井徹君に市政に対する一般質問を許します。 ○9番(坂井 徹君)(登壇)(拍手) イヌ年生まれですが、トリを務めさせてもらいます。  興和紡跡地の買い上げに始まり、まさしく興和紡跡地整備計画とともに歩んでこられた早川市政も、今まさに10年目に入ろうとしております。この間、人口の減少と少子・高齢化はもとより、大変厳しい財政状況にあって、市民要望も多岐にわたり、行政執行部と議会のかじ取りが市民生活の安定向上にとって重要なかぎを握っておりますが、私はまず、元気のある倉吉、中部を目指すため、中部の中核都市としての倉吉市の役割、言いかえれば周辺町村から倉吉市は何を期待されているとお思いかといった点についてお伺いします。  ひょうたん行政とも眼鏡行政とも、あるいは大型ダンプと大型ダンプに挟まれた軽乗用車だともいわれている、このくびれたひょうたんを、せめてずん胴のヘチマへ、そして願わくば中心が膨らんだスイカへと脱皮させねばなりませんが、そのためには、この中部にあって倉吉市に課せられた役割をどう認識するかということは非常に重要な問題だと考えます。さて、今やしゃべる言葉も印刷物もマスコミの論調も、何かにつけ「中部は一つ」という文字がキャッチフレーズとしてひとり歩きしていますが、その実態はといえば、この県中部の皆さんは、最初話が切り出されて当初の段階では各市町村とも皆、「それはいいですね」「それはいいですね」とおっしゃいます。しかし、実践にまで踏み込んだ話になるにつれ各自治体が身勝手を言い出し、バラバラとなってしまう。産廃処理場問題、定住文化センターの運営負担金問題、中部ダム問題等々、枚挙に暇がありません。ところが、東部、そして西部では、最初はおのおのが調査研究をしっかりやっていることもあるがゆえに、一見やんちゃを言っているようであっても、最後には連帯意識でまとまっていくという話はときどき耳にいたします。中部を見渡せば、最初は足並み揃えてアクセルを踏んでいるかに見えても、いつしかどこからともなくブレーキに足をかけ始める。地面の下でブツブツとモグラの発想は得意だが、大空から中部全体を見渡した鳥の発想を不得手とする。これでは県からも相手にされません。別な言い方をすれば、群雄割拠の戦国の中国にあって列強に挟まれた蜀とでもいいましょうか、中部は鳥取、米子という強国の中間にあって、あるときは鳥取と、またあるときは米子と手を組み、押したり引いたり連携しながら我が身の存在意義と発展を図らねばならない環境にあります。ところが、中部の県議7人はバラバラ、倉吉市議会を見ても、本来なら主義主張を同じくする人のグループであるはずの会派が大きく左右に振れ、こちらもバラバラ。市町村長の連携もいまひとつはっきり見えてこない現状では、県にとって支援しようにも支援しずらい状況と言わざるを得ません。  そこで私は、「中部は一つ」というなら、やはり倉吉市がリーダーシップをとるべきだと声高に主張したいのであります。倉吉市と周辺町村に上下関係や主従の関係があるとは思いませんが、映画に出てくる親分子分という表現を借りるなら、倉吉市はやはり親分的でなければならないのです。親分的たらんとすれば、周辺に金も知恵も物にも責任を持つという気構えがなければならず、一方では周辺の町村の意向にも十分に耳を傾ける度量の広さも必要です。倉吉市のみがいいとこ取りでは周辺はついてきません。さらに、倉吉市は扇のかなめとして周辺町村に等距離に身を置き、体の中心たるへそとしての立場を絶えず意識しておく必要があると考えます。
     ここで、倉吉市が周辺町村から期待されている点につき具体例を挙げながら説明してみましょう。例えば、国がいうふるさとづくり事業一つとってみましても、これまでの全国一律のばらまき行政から、意欲のあるところ、新機軸を打ち出せるところ、個性化の期待できるところ等への金の重点配分と各種支援体制がより顕著になりつつあり、これからはこの潮流がますます加速されることでしょう。ちなみに、ことし、この11年度より国は地域活力創出プラン関連ソフト事業というものを打ち出しておりますが、ここでその中身については触れませんけれども、要は活性化の兆しを期待できる事業にはその必要経費が交付税の中に算定される。ただし、これは人口2万人以上の自治体を対象とするというものであります。そんな国の予算措置を講じたところでありますが、倉吉市以外の中部の町村はすべて2万人以下のため、対象外になるというものです。これ一つをとってみましても、国は合併の推進を図ってほしいという布石の一つと取れなくもありませんが、つまり、これからは「中部はひとつ」という以上、中部全体のかさ上げを視野に入れるならば倉吉市を中心として合併は避けられないという意識に立って、あらゆる政策に配慮を加え続けることが重要になってまいります。  そこで、市長にお尋ねしますが、中部中核都市の倉吉市の役割として、周辺町村に対する倉吉市のスタンスはどうあるべきと考えるか。また、周辺町村が倉吉市に期待していることは何だと考えるか、お伺いしたいと思います。 ○市長(早川芳忠君)(登壇) 海千山千クラブ、坂井徹議員にお答えしたいと思います。  中部中核都市としての倉吉市の役割について、周辺町村に対する倉吉市はどうあるべきかというお尋ねでございますが、ここはやはり中部地域のリーダーとして、中部12万圏民のために、時には推進役あるいは調整役を務めることが必要ではないかというふうに思っておるところでございます。そのために、どういうことを考えなければならんのかということでありますけども、時には、ただいまおっしゃったような人口要件に合致しない、そういうところと一緒にその要件を備えた倉吉市が頑張るべきだということであります。そういう目的を達成せんがために、広域行政管理組合から鳥取中部ふるさと広域連合へ周辺の町村と一体となって昨年4月1日にスタートした。そのスタートの原動力はといいますと、やはり倉吉市の、人口比というような言葉がありますが、それを超えたやはり強力なリーダーシップではなかったかというふうに思っておるところでございます。  合併論のことも出ましたが、一応倉吉市は中部の生活圏であるとかあるいは経済圏の中心であります。周辺の町村も、倉吉市の発展が即地域の発展につながるという意識は多かれ少なかれ持っておいででございます。したがいまして、さきの鳥取県立美術館構想であるとか、あるいは中部の工業団地、高付加価値型企業用地と今称しておりますが、そういうものの誘致、必ずしも自我を張って意地の張りっ放しではなかったというふうに私は思っております。倉吉市といたしましては、やはりそういった中心の牽引力を持った都市をつくるべきだというようなことで、今計画をいたしております興和紡跡地のパークスクエアにいたしましても、都市機能を充実させることが最も必要なことだと、これが急がれることだということを感じます。それにあわせて、往時の倉吉を知る人がいつも思い出話のように語られるわけでありますけども、旧倉吉の中心街の発展というようなものをやはり期待されておるというふうに思います。そういった中で、このたび発足いたしました赤瓦の存在などもまさに中部圏民の期待にこたえるものだというふうに思っておるところでございます。そのほかには、大型の商業施設であるとか、あるいは、ただいま申し上げました文化施設、娯楽施設、特に医療施設などは倉吉市に集中しておるということがございますので、これを中部圏民のためにより充実をさせていく必要があろうかと思っておるところでございます。  今、国際化あるいは情報化、高齢化、多様化、いろいろ言葉はございますが、これからの行政というものは広域自治体間の連携と役割分担が必要だ。また、広域の圏域を視野に入れた施策が求められておりますので、この倉吉市には大きないわゆる政策的な牽引力、そういうものが必要でありますし、重ねて強いリーダーシップが期待されておるということをひしひしと感じます。幸い、中部地区は県の中央に位置しておりまして、しかも豊かな自然と観光資源、温泉を中心とした観光資源を持っておるわけでございます。そういったおのおのの個別の特性を生かしながら、市と、そして周辺の町村がお互いにパートナーシップっていいますか、友好関係を保ちながらお互いに補完し合い、あるいは助長し合うというような関係をつくっていくということが必要でありますし、そういった地域づくりを推進するためのリーダーシップの発揮というのが今倉吉市に求められておることだというふうに思っており、そういった意味での力を皆さんとともに発揮していきたいと考えておるところでございます。 ○9番(坂井 徹君)(登壇) 大変心強い答弁をいただいたわけでありますが、それじゃあ、今市長が提案されようとしているプールを興和紡跡地につくることを周辺の町村は喜ぶでしょうか。赤字経営を余儀なくされている龍鳳閣からも湯命館からも、あるいは北条町の温水プールからも、恨まれるでしょう。倉吉スイミングからも恨まれるでしょう。これがリーダーシップをとるべき倉吉市の果たして最善の事業展開と言えるでしょうか。  ところで、このアミューズメント施設関連の質問は私で8人目であり、市長答弁も出尽くした感もないではありませんが、最初にまず私の提言を申し上げ、その後若干質問させていただきます。  まず、私の提案といいますのは、プールは伯耆しあわせの郷へつくってはどうでしょう。あの一帯に、山菜公園あるいは果樹園、キャンプ場、グラウンドゴルフ場、そして林間にプールがあり遊歩道を設け森林浴もできるようにする。レストランではワラビやゼンマイやコゴミやフキノトウやタラの芽、ツクシ、茸を使った料理を出し、果樹園からのフルーツ、健康ジュースを提供する。そして、市の福祉部も社会福祉協議会も、食生活改善推進グループもホームヘルパーも保健婦も体育指導員もあの一画に一堂に集め、健康と福祉の一大センターに衣がえするわけです。周辺町村の人にもこれなら利用してもらえるはずです。喜ばれるでしょう。そして、介護保険業務の集積もそこに図っていけば、あるいは広域連合としても取り組めることにもつながります。また、初期のコストはかかっても余熱利用もあそこなら可能かもしれません。また、既存のトレーニングルームやサウナや、あるいは生涯学習センターが出た後の施設の有効活用も図れるじゃないかと考えます。また、もう一つの案としては、プールを健康福祉利用にというなら、私は倉吉スイミングの横に田んぼを買い上げ、今の倉吉スイミングが持っていない機能、その健康福祉増進のための機能を持たせたプールをさらに横につくる。そして、どちらの施設を利用しようとも互換性のある機能として運営していく。運営は倉吉スイミングに任せてもいいんじゃないかとも思います。そうすることで民間の圧迫も避けられるし、運営ノウハウを持っている民間の知恵も利用できることにもなります。  そこで、このプールに係るこのたびの一連の執行部の言動は、ある意味では立候補の声を上げてから政策を考えている都知事選挙と一緒で、初めにプールありきで、事業主体がどこか、利用目的あるいはソフト面の欠如等々、不確定要素が多過ぎるように思います。事業主体、すなわちだれが社長になってやるのか決まっていないということは、例えば天ぷら屋をやりたいと思っている社長がそば屋をやれと言われて、後で困惑しかねない状況も想像されます。営業主の使い勝手を考慮に入れない店づくり、プールづくりになりはしないかと心配です。6年前の市民の意識調査でプール要望が第3位と言われましたが、これはショーウィンドーの中を見せられ何が欲しいのかと聞かれて答えたようなもので、じゃあ金を半分出せと言われても「欲しい」と言うでしょうか。維持管理の相当額を負担せよと言われて、それでもプールが今どうしても欲しいと言うでしょうか。最近、プールの利用目的につきどういうわけか健康のため福祉のためという言い方がやけに全面に出てきておりますが、それを言えば言うほどマンパワーも必要になりコストもかかります。逆に利用料金は低く抑えざるを得ません。年間1,900万の赤字あるいは8万人の利用客見込みも、甘いといえば私は甘いんしゃないかと考えます。料金900円は高いでしょう。アミューズメント広場にプールを張りつけるまでの経緯を時系列的に追ってみますと、これもかなりの矛盾を感じます。どうしても興和紡跡地に今やらねばならぬ緊急性があるのか、なぜ13年グランドオープンにそこまでこだわられるのか。確かに、後で掘り返す云々の御説明はありましたけれども、やはり疑問を感じます。そして、一番強調したいことは、何をしたいかではなく、有利な起債と交付税措置される金しか当てにできないから、つくるものが限定されるということです。行政が陥りやすい最悪のパターンを進もうとしているように思えてなりません。これから先、いつまでも協力態勢を仰がねばならない金融機関からも地元商工団体からも、将来を担う若手経済人からも協力姿勢を得られる、本当に魅力ある施設を再検討すべきでないかと私は考えるものですが、ここであえて質問に入ります。  こうまで市長の思い入れの強いプールなら、私は当然当初予算に上げて大いに議論すべきところを、なぜそれを避けられたのか。その理由。そして、6月ならなぜ上げられるのか、そのわけをお示し願いたい。  2.もし6月だとすれば、それまでにどんな作業を予定しておられるのか。心配の種は、飲食・物販、プールが同一屋根の下に計画されております。業者も特定できないのに果たして6月までにそうした作業が進み、設計委託などできるのか疑問を感じます。  3.私もプールが不要と言っているわけではありません。そして、興和紡跡地にプールをつくることに賛成の人も確かにたくさんおられます。そこで市長は、その賛成の人の意識はどこにあると理解しておられるのかお伺いします。  4.改めて伺いますが、興和紡跡地にプールをつくり、どんな利用の仕方を目論んでいらっしゃるのか。  5.市長がプールの必要性を説かれ政策としてどうしてもやりたいと言われるお気持ちは、最高の執行権者でもあり理解はできますが、もっともっと私は議論を煮詰めるためやはりここは一時的に凍結される、そして議論を煮詰めていただきたいと思うわけですが、そうしたお気持ちはないのかお聞かせ願います。 ○市長(早川芳忠君)(登壇) 坂井議員の御質問にお答えしたいと思います。  これは既に8人目ということでありますんで、いろいろ言いたいこともあるんですけども、当初予算に盛り込まなかったということにつきましては、何といっても市民の皆さんの、つまり腹に入った納得をしていただくためには、もう少し研究を深めたいということがその主眼であります。プールの必要性あるいは有用性、そういうものにつきましては既に申し上げたとおりでありまして、たとえ時点のずれがあろうとも、周辺の町村のプールと競合する可能性、それはなきにしもあらずでありますし、それから、既存のスイミングクラブなどとのすり合わせも一応はやりましたが、しかしながら、私の思いと違っていろんな形での反論が出てきた。そういうことの整理も当然しなければなりません。そういう思いから、いろいろ考えた末での決断で当初提案を見送ったということでございます。  市民にとってみれば、確かに坂井議員の周辺にもプールが必要だというお気持ちを持っておいでの方もたくさんいらっしゃるということで、大変心強く思ったわけでございますが、まさに市民が待ち望んでおった施設がようやくできることへの期待にこたえなければならない。倉吉パークスクエアを市民のあらゆる階層あらゆる年齢の人々、または男女の別なく利用できる、そういった施設へ人々が集まってこられる、そういう場づくり、いろんな面での多面的な効果が期待できるわけでして、さらに、大変ありがたいことに、健康が特に今この時点に来て強調したものではなく、既に今まで行った答弁の中にも触れておりますけども、水泳というか水浴というか、の効用、そして、今考えてみれば海水浴であるとかあるいは河川浴であるとか、そういうものが非常に制限を受けておる中で、四面を海に囲まれた我が国はやはり海国であるというような意識を持った場合、市民皆泳というようなことも目指さなければならない。そのためには学校のプールがあるではないかという御議論もございますけれども、あれは夏に限られたものでありまして、一たん覚えた泳ぎをせっかく冬で腕をさらに磨くというようなことも期待できるんではないかというふうに思っております。  この倉吉市の現在計画しております温水プールは、例えば出雲市のプールには整備されていないんじゃないかと思いますが、健康機能であるとか、津山市のプールにはない思い切って泳ぐというような機能、そういった機能をバランスよく配置した倉吉独自のプールとしたいというふうに考えておるところでございます。決して競合して凌駕しようというようなつもりはございません。ただ、集客のことにつきましても、御指摘ありましたように、1時間に何ぼという細かな計算、これもしたつもりでありますけれども、それに見合うだけの面積が果たしてあるのかというような御指摘もきちっと答えられるような、そういうことにしていきたいというふうに思いますし、先ほどもちょっと出ましたけども、低金利時代でありますので、今をおいてこの最も有利と思える公的な資金を使えるプール建設はできないというようなことでございます。それよりも何よりも、このパークスクエアのアミューズメント施設の本来の機能目的といいますのは、あそこに人のにぎわいをつくり出し楽しみを求めて来るお客様の要望にこたえる、そして観光客が必ず立ち寄っていただく場所にしたいということでございます。市民プールをつくることによりまして、広く観光客の皆様のみならず倉吉市民があそこに集う、そういう場の提供で考えたものでございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。このプール計画は、倉吉パークスクエア全体計画を含めまして、この周辺にはない、やはり最初の御質問でございました都市的施設と、こういうとらえ方ができるんではないかというふうに思っておるところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(杉原義人君) 以上で、市政に対する一般質問は終了いたしました。  あすは午後1時から会議を開き付議議案に対する質疑を行うこととし、本日はこれをもって散会いたします。                午後3時15分 散会...